健康診断で中性脂肪の値が高いと指摘を受けて、いよいよなんとかしなくては、と思っている方もいるでしょう。
中性脂肪を下げるために手っ取り早いのは、やはり食事内容の見直しや適度な運動といわれています。
今回は、そんな中性脂肪を下げるためにおすすめな運動方法について調べてみました。
有酸素運動+筋トレ
中性脂肪を減らすためには、体に余ったエネルギーを運動により消費していくことが大切です。
そのためには、酸素を取り入れながらエネルギーを効率的に消費することができる「有酸素運動」はとても効果的な方法です。
有酸素運動として代表的なものは、ジョギング、サイクリング、ウォーキング、水泳、エアロビクスなどがあげられます。
また、代謝を上げて脂肪燃焼効率をよくするためには、筋トレも欠かせません。
ここからは、具体的な運動方法について紹介しておきます。
1.水泳
普段運動になれていない方にもおすすめな有酸素運動が、水泳です。
水泳なら体の負担も少なく、それでいて全身に負荷をかけながらエネルギーを消費していくことができます。
自分に合った方法で有酸素運動を行うことが大切ですが、基本的に1日30分程度を目指して運動を行うことが推奨されています。
2.踏み台昇降
運動がしたくても外出する機会があまりない方や場所が取れないという方には、踏み台昇降がおすすめです。
踏み台昇降は段差を利用して行うエクササイズで、専用の踏み台を購入してもいいですし、家にあるちょっとした段差を利用してもいいでしょう。
まずは踏み台に右足から登って両足をそろえて立ちます。
次に右足から足を下ろして床にそろえて立ちます。
今度は左足から同じ動きを繰り返します。
これを続けることでエネルギーが消費されますし、さらに下半身の筋力アップにもつながり、代謝も上げていくことができます。
テレビを見ながら、音楽を聴きながら行えば、30分くらいはあっという間にたちますよ。
3.スクワット
有酸素運動と合わせて行いたい筋トレの中でも特に効果的なのがスクワットです。
下半身は特に筋肉がたくさんあるため、スクワットで下半身を鍛えれば、効果的に代謝を高めることができます。
まずは肩幅に足を開き、手は胸の前でクロスします。
そこから椅子に腰かけるようにゆっくりと腰を下ろしていき、足が90度になったらまた伸ばしていきます。
お尻が突き出ないように注意して行ってみてください。
4.ドローイン
負担が少なく誰でもできて、お腹周りをすっきりさせる効果が高いエクササイズです。
仰向けになって膝を軽く曲げお腹の上に手を置きます。
そこから大きく息を吸い、お腹も膨らましていきます。
限界まで息を吸っておなかも膨らんだら、今度は息をゆっくり吐きながらお腹をへこませて行きます。
息を全部吐き出し、おなかもこれ以上へこまなくなったら、その状態で20秒ほど浅い呼吸を繰り返します。
これを最初は1回、できるようになったら徐々に回数を増やしていきます。
お腹周りのインナーマッスルを鍛えることができ、代謝を上げて脂肪が燃焼しやすくなります。
まずは自分に合った方法で始めてみよう!
中性脂肪を下げるための運動方法を紹介しました。
運動が苦手な方でも、毎日の通勤時に普段より少し多く歩くようにするだけで、一日のエネルギー消費量が大きくなるはずです。
大切なことは、運動習慣を続ける癖をつけることです。
まずは、自分に合った方法で、できそうなことから毎日継続を目指してみてください。